50メートル6秒2の俊足でトライを量産する国学栃木のWTB中里

縦への突破力を武器とし、キッカーも務める佐野日大のCTB北川

50メートル6秒2の俊足でトライを量産する国学栃木のWTB中里 縦への突破力を武器とし、キッカーも務める佐野日大のCTB北川

 第98回全国高校ラグビーフットボール栃木大会最終日は3日午後1時から、栃木市総合運動公園陸上競技場で国学栃木-佐野日大の決勝を行う。両校による決勝は6年連続で、19連覇を狙う国学栃木に初優勝を目指す佐野日大が挑む構図だ。現チームの15人制の対戦成績は1勝1敗と五分。“絶対王者”がその座を死守するか、それとも歴史が変わるのか-。花園への切符をかけた注目の一戦を展望する。

■敗戦乗り越え19連覇へ 国学栃木

 5月の県高校総体決勝ではけがによる主力の欠場が相次ぎ佐野日大によもやの敗北を喫した国学栃木だが、直後の関東大会では東海大相模(神奈川)、目黒学院(東京)など強豪を撃破。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「いい薬になった。自信喪失せず敗戦を乗り越えたことは収穫」と大一番を前にしても泰然自若(たいぜんじじゃく)の姿勢だ。

 例年はボールを保持しパスをつなぐ「ポゼッションラグビー」が主体。ただ、県高校総体のように相手が得意とするロースコアの展開に持ち込まれることを警戒。「キックなどを使った陣地を取り合う形になる」と冷静に分析した。

■鍵を握るセットプレー 佐野日大

 初出場した今春の全国高校選抜大会で2勝し、5月の県高校総体で国学栃木の12連覇を阻んだ佐野日大。着実に成長するフィフティーンに「強豪との戦いで自信を付けている」と藤掛三男(ふじかけみつお)監督も例年以上に手応えを感じている様子だ。

 指揮官は初優勝へのポイントを「セットプレー」と断言。持ち前の守備力で国学栃木の展開ラグビーを封じた上で体重108キロのプロップ平林龍磨(ひらばやしりゅうま)を中心としたFW陣がラインアウトからモールなどで圧倒し、ゴールラインに迫りたい。BKから転向しフィジカル、スピードともに優れたナンバー8の2年佐川奨茉(さがわしょうま)の推進力にも期待が掛かる。