須賀神社の神輿と記念渡御の準備を進める塙田睦会の役員

 【宇都宮】塙田八幡宮(はちまんぐう)須賀神社の祭りを運営する「塙田睦会」(上野裕司(うえのゆうじ)会長)は、来年2月24日に「天皇陛下在位30年記念式典」が行われるのに合わせ、記念渡御の計画を進めている。同神社の神輿(みこし)は、天皇陛下ご生誕に合わせて制作されたゆかりがあり、メンバーは「心を一つに担ぎたい」と準備を進めている。

 神輿は台座が3尺5寸(約1メートル)四方。天皇陛下が生誕された1933年、全国は祝賀ムードに包まれ、宇都宮でもちょうちん行列でにぎわった。当時、神輿は塙田の住民有志の発案で新調され、35年の天王祭で初披露された。現在も、同会が7月の天王祭や8月のふるさと宮まつりで担いでいる。

 「メンバー一同、天皇陛下にゆかりがある神輿ということに誇りを持って担いできた。在位30年を宇都宮でもお祝いしたい」と上野会長(50)。今年春ごろから渡御の計画が持ち上がり、これまで役員会などで10回ほどの打ち合わせを重ねている。

 当日は午前9時に八幡山公園内の須賀神社を出発。県庁前の中央通りやオリオン通り、大通り、バンバ通りを練り歩き、正午ごろに二荒山神社に到着する計画。同会のメンバーに加え、二荒山神社神輿保存会にも協力を呼び掛け、総勢250~300人が担ぎ手として参加する。

 渡御の途中、オリオン通りで神輿の由来や歴史について、見物客に紹介することも計画している。田代暢雄(たしろのぶお)副会長(55)は「『お祝いしたい』という思いは、ご生誕当時にちょうちん行列を行った市民と同じ。気持ちを込めて担ぎたい」と張り切っている。