県議会文教警察常任委員会は8日、盗撮の規制強化などを含む県迷惑防止条例の一部改正案を全会一致で可決した。スマートフォン(スマホ)の普及などに伴い盗撮被害が増える中、駅や電車内など不特定多数の人が出入りする場所に限られていた規制範囲を学校や会社内などにも適用できるようにする。18日の本会議で可決されれば、来年4月施行される。同様の条例改正は全国で相次いでいる。

 現行条例の適用は、不特定多数の人が利用する「公共の場所や乗り物」に限られる。他県では教諭が勤務先の学校で生徒のスカート内を盗撮する事件があったが、本県の現行条例は適用されないとされる。

 改正案は、これに加え教室や事務所、スクールバスなどの第三者が立ち入らない場所にも適用できるよう文言を追加する。

 県警生活安全企画課によると、スマホの普及や小型カメラの性能向上で盗撮は増加、巧妙化の傾向にあるという。県警が摘発した2016年の盗撮事件は38件で12年に比べ14件増えた。

 一方、改正案では隣人トラブルなどの嫌がらせ行為についても、ストーカー規制法に準じて規制の範囲を広げる。