11月に本県で初めて開催された「技能五輪全国大会」と「全国アビリンピック」の本県への経済波及効果が推計31億1100万円に上ることが8日、県のまとめで分かった。両大会を通じた来場者数は目標の15万人を大きく上回り、延べ24万5千人を超えた。最高賞の金賞を両大会で計6人が獲得するなど県勢の活躍が目立った栃木大会。地元開催の盛況ぶりが現れた格好だ。

 同日の県議会経済企業常任委員会で、県産業労働観光部が報告した。経済波及効果は県産業連関表を用いて推計した。

 算出額の内訳を見ると、県の観光動態調査などを基に算出した来場者の交通、宿泊、飲食費などの消費支出額は19億8800万円。県など主催者側が負担する大会事業費が10億2600万円。県央産業技術専門校に配備した旋盤、フライス盤計31台の購入費2億6200万円。この中から県内に直接もたらされた効果と波及効果を試算し、計31億超となった。

 主な要因が、予想を上回る来場者数だ。全国から来県した選手や関係者のほか、県民ら多くの一般客が訪れた。人数は各競技会場で毎時間5分間ずつカウントし、1時間分を換算するなどして算出した。

 この結果、アビリンピック(11月17~19日)は延べ4万6388人が来場した。過去2番目に多い参加選手365人も含まれている。