総務省と県選挙管理委員会は30日、2016年分の政治資金収支報告書を公開した。本県関係国会議員(元職1人を含む)10人のうち繰越金を除く収入が最も多かったのは、自民党県連会長で経済再生相の茂木敏充(もてぎとしみつ)衆院議員の1億5772万円。政治資金パーティーの回数を減らしたため前年比約3200万円減だった。1億円を超えたのは茂木氏と元農相の西川公也(にしかわこうや)元衆院議員(自民)のみ。16年が改選期だった上野通子(うえのみちこ)参院議員(同)が前年比で約4300万円増えた。

 議員が代表を務める資金管理団体と政党支部の二つを合算した。茂木、西川両氏に次ぐ収入は上野氏、佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員、高橋克法(たかはしかつのり)参院議員、船田元(ふなだはじめ)衆院議員(いずれも自民)の順。上野氏は前年の約2・2倍と大幅に増えた。参院選を控え大規模なパーティーを開いたり寄付金を活発に集めたりしたのと、党からの交付金が2倍以上に増えたのが要因。一方、船田氏はパーティー回数を減らしたため、前年より約3千万円減らした。

 重要閣僚や党幹部を歴任している茂木氏の資金力は群を抜く。主な収入内訳は、東京都内で開いた4回の政治資金パーティーで7742万円、企業や団体などからの寄付4701万円、個人からの寄付1739万円。政党支部が集めた党費・会費も党内で2位以下を大きく引き離している。

 パーティーや企業・団体からの寄付は、自民党有力議員の主な収入源となっている。茂木、西川、佐藤各氏は、この二つが収入の約8割を占めていた。高橋氏はパーティーを開かなかったが、個人や企業団体献金を大幅に増やして収入増につなげた。簗和生(やなかずお)衆院議員(自民)は前年比で微増だった。

 民進党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員の収入は3362万円。前年からほぼ倍増させた。パーティーは開かず大幅に増えた個人献金と、党からの政党交付金、党費・会費が主な収入源。

 無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員は、パーティーは開かず個人や企業団体献金が主な収入源。政党交付金は、所属していた日本維新の会からの半年間分。無所属の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)参院議員は政党支部はない。個人の資金管理団体は17年10月設立届のため、今回の公開対象外だった。