めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行(松下正直(まつしたまさなお)頭取)は30日、タイをはじめ東南アジアに拠点のある取引先などのサポートを担うバンコク駐在員事務所を12月に開設すると発表した。足銀の海外駐在員事務所は香港に次いで2拠点目。現地金融・経済の情報収集や発信の窓口として、海外ネットワーク拡充を図り、現地に進出している取引先への支援を強化する。

 全国の地銀では横浜銀行や群馬銀行などがタイに拠点を置き、足銀は19番目の進出となる。めぶきFGとしては5番目の海外拠点で、傘下の常陽銀行(寺門一義(てらかどかずよし)頭取)も2017年度中に、ベトナムへの駐在員事務所開設を目指している。

 足銀の取引先のうち海外に拠点のある約800社中、地場企業約100社がタイに事業所を持つ。同国は経済発展に伴い日本食産業など新規出店も多く販路拡大の余地があるため、駐在員事務所を構えることは取引先との接点強化にもメリットがあると判断した。