8年ぶりの選挙戦となった那須烏山市長選は川俣純子(かわまたじゅんこ)氏(57)が初当選し、県内初の女性市長として市のかじ取り役を託された。

 地元選出の三森文徳(みもりふみのり)県議を後ろ盾に、自民、公明両党や各種団体の推薦、市議17人中15人の支持を受けた川俣氏。組織的な支援がない対立候補の塚原雅志(つかはらまさし)氏(67)との差は歴然だった。

 結果は見えていたが、川俣氏陣営は当選後の市政運営も見据え「一票でも多く市民の信任を得る」と精力的な選挙活動を展開した。

 旧烏山町と旧南那須町の合併以来、現職の大谷範雄(おおやのりお)氏(69)以外で初めて市政のトップに就く川俣氏だが、直面する課題は多い。

 この12年間で市の人口は約4千人減り、人口の3分の1強が65歳以上という状況。人口減対策は急務で、市庁舎整備などハード面の課題も残る。また合併による優遇措置があった地方交付税の減少が始まり、合併特例債の発行残高が約16億円になるなど財政運営でも新たな局面を迎えている。