農林水産省が9月に公表した2017年産水稲の作柄概況(9月15日時点)で、本県は全国で唯一、作況指数が93の「不良」だった。水稲の育成にとって重要な時期と重なる8月、県内各地で記録的な日照不足に見舞われ、隣県の群馬、茨城よりも日照時間は半分程度。今夏の天候不順の影響が浮き彫りになった。

 宇都宮地方気象台によると、宇都宮の8月日照時間は、1897年の統計開始以来、1902年8月の39・8時間に次いで少ない54・0時間を記録した。

 作況指数がいずれも100の「平年並み」だった群馬、茨城両県の8月日照時間は前橋92・9時間、水戸100・0時間。この差が「不良」につながったとみられる。

 作況指数が「不良」だった県北部の那須高原、黒磯や県中部の真岡、鹿沼など6観測地点は1986~89年の観測開始以来、最も少ない日照時間を更新した。

 宇都宮地方気象台の気象速報によると、8月はオホーツク海高気圧による冷たく湿った空気や本州上に停滞する前線の影響で曇りや雨の日が続き、県内各地で日照時間が大幅に減った。

 作況指数が刈り取り終了後に、このまま確定すれば06年産の94以来、11年ぶりの「不良」となる。