中西さん愛蔵の大型蓄音機を使い開かれたコンサート

 【栃木】大型蓄音機の名機で往年の巨匠らの名演を楽しむ「蓄音機で聴くSP盤コンサート」が28日、嘉右衛門(かうえもん)町の油伝味噌(みそ)「味噌蔵」で6年ぶりに開かれた。地元の市民団体「栃木の例幣使街道を考える会」(天海正樹(あまがいまさき)会長)が、蓄音機愛好家の故中西一甫(なかにしかずすけ)さん(享年79)=今泉町2丁目=の協力で開いてきた「シュトラーセコンサート」の第20回。中西さんが亡くなり途絶えていたが、中西さんの蓄音機愛好家仲間と遺族の協力で節目の回が実現した。

 シュトラーセコンサートは、CDの普及で消えつつあったレコードを市民らに聴いて楽しんでもらおうと、同会が1994年から年1回、同所などで開催。第2回から中西さんが協力し、愛蔵の蓄音機やSPレコードを使い、解説を交えて開いてきた。

 しかし中西さんが病に倒れて中断。闘病中の中西さんは第20回の開催に意欲を示していたが、15年に帰らぬ人になってしまった。