柔道世界選手権を2連覇した高藤=県庁

 圧倒的な強さで9月の柔道世界選手権男子60キロ級を制し、4度目の県スポーツ功労賞を受賞した下野市出身の高藤直寿(たかとうなおひさ)(25)。今後は来年東京で開催される世界選手権に向けた戦いが続く。同階級では大学の後輩で世界ランキング1位の永山竜樹(ながやまりゅうじゅ)(東海大)が最大のライバルであり、「五輪前に決着をつける」と言葉に自信をにじませた。

 一問一答は次の通り。

 -今年の世界選手権では強さが際立った。

 「普通にやれば負けないし、自分が一番強いんだという気持ちで戦った。準備も完璧だった。初日に金メダルを取って日本に勢いをつけること、2連覇も強く意識した。優勝できてホッとしている」

 -4度目のスポーツ功労賞の感想は。

 「素晴らしい賞を毎回頂き、もっと優勝して賞をもらえるように精進していかないといけない。こういう機会に栃木に帰ることができ、心も体もリフレッシュできる」

 -休む間もなく来月はグランドスラム、来年は東京で世界選手権がある。

 「目の前の試合を一つ一つ勝っていくことが、オリンピックでの金メダルにつながるはず。無敗のまま東京五輪で優勝することが目標。自分はまだまだ強くなれる」

 -今季は単独渡欧で挑んだ欧州オープンを優勝するなど心身共に充実している。

 「昨年はリオ五輪の後で『自分は本当に強いのか』という不安を抱えていた。それがその後の世界選手権で優勝し、自信が戻ってきた。今年は隙のない柔道ができていると感じる」

 -課題は。

 「永山選手とは差をつけないといけない。高藤の方が少し上では駄目。もっと多くの技を覚えていく必要がある。60キロ級だけ代表枠二つを使うのも面白くない。東京五輪前に次のグランドスラムで完全決着をつける」