濱田館長に寄付金を手渡す大塚さん(左)

 .【益子】城内坂、製陶業大塚邦紀(おおつかくにのり)さん(71)は27日、濱田庄司(はまだしょうじ)記念益子参考館に現金20万円を寄付した。東日本大震災後、地元の「城内坂通り会」が濱田の顔がデザインされたTシャツを売った収益を被災した参考館に寄付してきたが、それを自ら引き継いだ。四十数年前、町内に移り住んだ大塚さんにとって「参考館は心のよりどころ。応援したい」と話している。

 参考館は、陶芸の人間国宝である濱田(1894~1978年)の作品や収集品を披露する。大震災で大きな被害を受け、国内外に支援の輪が広がった。民芸店などでつくる城内坂通り会は、濱田の顔をデフォルメした独自のTシャツを作り販売。2度にわたって寄付してきた。

 復旧が一段落したことから、今度は大塚さんが取り組みを引き継いだ。昨年6月から参考館などでTシャツ600枚を売り、ほぼ完売となったタイミングで寄付することにした。