収穫した唐風呂大根、舟石芋を手にする長沢さん(左)と久保田さん

 【日光】絶滅寸前といわれる足尾町の在来野菜「唐風呂(からふろ)大根」「舟石(ふないし)芋」を広く知ってもらおうと、地元住民や市地域おこし協力隊員長沢美佳(ながさわみか)さん(39)が栽培の拡大に取り組んでいる。今年から本格的な農作業に着手しており、収穫した一部を11月3日に市足尾行政センター前で開くイベントで販売する。長沢さんは「在来野菜は生きた文化財。足尾の魅力として発信したい」と話している。

 唐風呂大根は、同町南部の唐風呂地区に古来伝わる。赤い表面と辛みが特徴。他の土地で育てると赤くならないといわれる。舟石芋は備前楯山近くの舟石峠で作られていたジャガイモ。深い味わいで足尾銅山の労働者に愛されたという。