「斎藤一の居合道」で世界一 宇都宮の高久さん 15日にバンバ広場で演武

 【宇都宮】新選組三番隊長・斎藤一(さいとうはじめ)が使い手だった無外(むがい)流居合の世界一を決める「第13回居合道会国際大会」(居合道会主催)で、鵬玉(ほうぎょく)会栃木宇都宮支部の高久奈緒(たかくなお)さん(31)=中今泉2丁目=が、級の部初優勝を飾った。入会わずか1年余りでの快挙に、高久さんは「先輩方が親身になって指導してくださったおかげ。さらに高みを目指していきたい」と感無量の様子。15日には馬場通り4丁目のバンバ市民広場で「宇都宮二荒山神社演武」(同会など主催)に出演し、その技を披露する。

 大会には国内の居合無外流各流派と、ドイツやフランス、米国、ロシアなど加盟30カ国から約500人が出場。高久さんが出場した級の部は、1~3級の男女約50人で競った。トーナメントで、模擬刀を使い座技と立ち技2本の計3本を制限時間3分で披露。形や所作の正確性などを審査する。

 高久さんは「心を鍛えたい」という思いで昨年6月、同会に入門。大会出場前約2カ月は、武田鵬玉(たけだほうぎょく)会長や先輩の特訓を毎日のように受けたという。

 その結果、“初陣”ながら落ち着いた所作で勝利をつかむと、2回戦以降は連戦連勝。計5本を6分で競う決勝では、相手が歴戦の上級者だったが「形の不安定さや納刀時のもたつきなど、準決勝での反省点を振り返った」と高久さん。雑念を振り払い、自身と向き合って技に集中したことで栄冠をたぐり寄せた。