48歳で総合格闘技プロ合格 大田原の獣医師奥平さん

 【大田原】浅香3丁目、獣医師奥平季之(おくだいらとしゆき)さん(48)が総合格闘技の全日本アマチュア修斗選手権大会・バンタム級で3位に入り、日本修斗協会のプロ資格を獲得した。48歳でのプロ昇格は最年長という。大病を患った師への恩返しを期して念願をかなえた奥平さんは「練習、大会とも苦しかっただけに吉報を受けて涙が出た。中年でも、まだまだやれるところを見せていきたい」と活躍を誓う。

 同大会は9月下旬、神奈川県で開催され、バンタム級は各ブロック代表ら14人がトーナメント方式で対戦した。那須塩原市西三島1丁目の総合格闘技・柔術道場「クロウフォレスト」に所属する奥平さんは主催者推薦され、同大会8回目の挑戦で初出場を果たした。

 1回戦は開始30秒で投げられ、背後に回られる苦しい展開だったが、セコンドに就いた同道場主宰阿部健太郎(あべけんたろう)さん(38)=那須塩原市東三島6丁目=の指示を一つ一つこなして逆転、判定勝ちした。2回戦もしのぎきって3位内を確定させ、プロ昇格を手中にした。

 奥平さんはキックボクシング、空手を習得後、6年前に同道場入門。日中は獣医師として酪農家を往診し、夜はほぼ毎日、道場で練習に打ち込んできた。阿部さんが慢性骨髄性白血病を患い今年初めに長期入院した際、「何とか元気づけたい」とプロ昇格を決意。見事、願いをかなえた。