小池百合子(こいけゆりこ)東京都知事が立ち上げた希望の党への合流を目指しながら、結果的に分裂に至った民進党。今回の混乱を受け、県内の民進系市議からは「合流判断は拙速だった」「この先どうなるのか」といった批判や不安の声が噴出している。安倍晋三(あべしんぞう)首相の解散表明以降めまぐるしく動く政局に翻弄(ほんろう)される地方議員。野党勢力の分裂に関し「自民党を利するだけ」との不満も出ている。

 今井恭男(いまいやすお)宇都宮市議(66)は今回の合流劇について「拙速だった」と批判し、「報道を通して有権者に不信感を与えているのでは」と首をかしげた。

 政権交代の実現に向けた野党勢力結集の必要性は認めつつ、希望との関係については「合流ではなく連携にとどめておいてほしかった」と、党本部の方針に異論を唱えた。

 駒場昭夫(こまばあきお)同市議(58)は「民進のままで選挙を戦ってほしかった」と漏らす。党分裂の責任に関して「野党共闘を目指した前原(まえはら)(誠司(せいじ))代表が引き金を引いた」と話し、党代表の決断を批判した。

 吉田晴信(よしだはるのぶ)足利市議(60)は、当初は希望との合流を容認していたという。「民進議員全員が公認されるということだから、とりあえず『対安倍』で結束するなら、と思っていた…」

 しかし、結果は党分裂に。今は党への不信感を口にする。今後の民進については「どうなるのか不安でいっぱい」と困惑する。