高校軟式野球で県内初の連合チーム「文星付・佐日中等」が27日から、神奈川県で開催される第59回関東大会に出場する。県大会では決勝で作新に敗れたものの、準優勝に輝いた。メンバー9人の“ミラクル連合”を率いる南木和喜(なんもくかずよし)監督(文星付)は「県代表としての誇りを持って全力で臨みたい」と意気込んでいる。
7月の全国高校選手権栃木大会1回戦で対戦した文星付と佐日中等は3年生の引退に伴い、部員数が両校合わせて9人(文星付4人、佐日中等5人)に。「連合が組めなければ、大会に出場さえできなかった」とチームのエース兼主将を務める鈴木海人(すずきかいと)(文星付)は感謝を口にする。「最初はまとまるか不安だった」が、野球への情熱に変わりはなく、すぐに打ち解けた。中堅の中村祐護(なかむらゆうご)(佐日中等)は「積極的に声を掛けて盛り上げることを心掛けた」と話す。