【とちぎ衆院選】困惑の週末、変わらぬ支持訴え 立候補予定の栃木県内民進の3氏

 衆院選公示まで10日と迫る中、小池百合子(こいけゆりこ)代表(東京都知事)率いる「希望の党」への合流を表明している県内の民進系無所属の立候補予定者3人が対応に苦慮している。小池代表が合流希望者を選別する方針を示し、公認調整の行方が不透明なままだからだ。民進党の前原誠司(まえはらせいじ)代表は一両日中に方向性を出すとしているが、先行きは見通せない。解散して初の土曜日となった30日、3人は会合や街頭演説などで不安定な情勢に理解を求め、政党に依らない支持を呼び掛けた。

 2区に立候補予定の前職福田昭夫(ふくだあきお)氏(69)は同日、日光市やさくら市で支持者回りを行った。「非常事態が今、起きている」。日光市小百のグラウンドゴルフ場では、支持者らに希望の党の公認が不透明になっている状況を説明した。

 困惑した様子の支持者たちを前に、福田氏は「私の政策は変えない。どういう立場になっても頑張っていきますから」と強調。「もう一度、国会に送ってほしい」と握手を交わした。

 支持者の男性(85)は「どうなるのか心配だが、私たちは福田さんが何党であっても応援することに変わりはない」と話した。

 公認問題について、福田氏は「前原代表は民進党の政策は変えない、希望の党に全員が参加すると言っていた。話が違う。前原代表にしっかり対応してもらいたい」と語気を強めた。

 「安倍政権を止めて政治を正す。この視点に立ち、希望への公認をお願いしている」。4区に出馬予定の新人藤岡隆雄(ふじおかたかお)氏(40)は30日、下野市の幹部会で変わらぬ支持を訴えた。

 藤岡氏は「これまで自分が発信してきた政策、主義主張は希望との親和性が高い。安倍政権を止める。この一点で力を結集しやっていきましょう」と再度呼び掛けると、集まった支持者から拍手が沸いた。

 公認は得ていないが、ポスターなどの変更も進めている藤岡氏。「希望に合わせて政策は変えていない。支持者はきっと理解してくれるはず」

 1区から立候補を予定している渡辺典喜(わたなべのりよし)氏(34)はこの日が街宣活動デビュー。「政党がまだはっきりしていないのが現状」。JR宇都宮駅で行った初の演説では民進党ののぼり旗を従えたものの、政党名を連呼することはなく、自身の不安定な立場を明かすにとどめた。

 その後、宇都宮市中心部を歩きながら支持を訴え、東武宇都宮駅へ。取材に対し「正直なかなか難しい。日に日に情勢が変わるが、希望の党からの立候補を目指すことに変わりはない」と答えた。