元気寿司、スシローと統合へ 規模拡大、消費者に還元も

元気寿司、スシローと統合へ 規模拡大、消費者に還元も

 経営統合に向け動きだした、回転ずしの元気寿司(宇都宮市大通り2丁目)と「あきんどスシロー」を展開するスシローグローバルホールディングス(HD、大阪府吹田市)。29日、東京都内で開かれた記者会見で、スシローグローバルHDの水留浩一(みずとめこういち)社長は「海外展開に当たって元気寿司が培ってきたノウハウは助けになる」と、元気寿司との統合で得られる効果に期待した。

 今月末で全47都道府県への出店を果たしたスシローは、全484店中、国内が476店と、ほとんどが国内で、国内を上回る167店を米国やアジア各国で展開する元気寿司とは、違いがある。国内市場が人口減で先細りが避けられないのに対し、海外市場は有望なだけに水留社長は「アジアから展開していきたい」と、海外強化に意欲を見せた。

 規模拡大については「コスト効率を高めることで原価に還元し、よりおいしいすしを提供できるだろう」と消費者へのメリットも説明した。

 一方、元気寿司の法師人尚史(ほうしとたかし)社長は「違う特色を持った両社であればこそ、相乗効果が生まれるのだろうという期待ばかりだ」と述べ、共同キャンペーンなどでこれまで以上の価値を提供する考えを示した。

 国内での競合も懸念されるが、同社の親会社である神明(神戸市)の藤尾益雄(ふじおみつお)社長は「どこに行ってもスシロー、元気寿司のすしを楽しめる、というのは大きいはず」と述べた。