愛唱歌を作成した宇都宮中央女子高の生徒たち

 【宇都宮】11月8日に創立90周年記念式典を行う宇都宮中央女子高の生徒が、同校の校風である品格や気品のイメージ、自分たちの背中を押すメッセージを込めた愛唱歌を作成した。2022年度に男女共学校への再編を控えており、女子高として最後となる記念式典。再編後も校風を引き継いでいくという思いを、手作りの歌に託した。

 企画を立案したのは前生徒会長の3年小野口愛梨(おのぐちまりん)さん(17)。再編後にも校風や伝統を引き継げるようにと、生徒会役員や有志の生徒が集まり、今年4月から作詞作曲を進めてきた。

 歌詞は全校生徒からキーワードを募り、組み合わせながら作った。同校のイチョウ並木を連想させる「こがね色に染まる道で」など「宇中女らしさ」や、仲間たちと過ごす様子、自分たちを後押しし、心の支えとなるメッセージを込めた。

 メロディーは口ずさみやすく、優しく、聞いた人の心に寄り添うようなものを意識した。夏休み中もグループ通話で早朝会議をし、作業を進めていった。

 編曲は作曲家の寺嶋陸也(てらしまりくや)さんに依頼。生徒たちの思いが詰まった曲調はそのままに、美しい旋律が響く愛唱歌が生まれた。

 現在は掃除の時間に校内放送で流し、歌のタイトルも考えている。11月の式典では全校生徒で歌う予定で、その後も各行事や部活動の壮行会など、節目で歌っていきたいという。

 小野口さんは「先輩方が作り上げた90年の校風を歌に込めた。悩んだりしたときも愛唱歌が一人一人の心に寄り添って、勇気や頑張る力を持ってもらえるとうれしい。共学化しても歌い続けてほしい」と語った。