京都府舞鶴市で開かれた今年の全国藩校サミット(壬生町提供)

 論語を通じ、地元の魅力を再発見する動きなどが壬生町内で広がっている。2007年に町内イベントで初めて行われた論語の素読から11年。10年から全10小中学校が素読に取り組み、江戸時代の全国各藩大名の子孫が一堂に会する20年の「第18回全国藩校サミット壬生大会」誘致の要因にもなった。町関係者や有識者が中心となった藩校サミット壬生大会実行委員会が近く立ち上がり準備が本格化するなど、論語が町のPRにも一役買っている。

 07年、論語の素読が行われた「蘭学通りまつり」。地元の住民を中心に実行委員会が組織され、02~12年まで開催された。元実行委員長の石川一郎(いしかわいちろう)さん(68)は「当初はイベントが盛り上がることに重きを置いていたが、それだけでは町らしさが足りない」と考え、たどり着いたのが論語だった。