県内で2012~16年の5年間に交通事故で死亡した65歳以上の高齢運転者は68人に上り、約9割に当たる59人が事故当事者のうち最も過失の大きい第1当事者だったことが、24日までに県警のまとめで分かった。59人のうち単独事故による死者が約4割を占めた。背景には加齢による運転操作ミスなどがあり、県警は「先進安全技術が搭載された安全運転サポート車の普及を進め、事故減少につなげたい」としている。

 県警交通企画課によると、第1当事者59人の事故類型別の内訳は、ハンドル操作のミスなどで電柱やガードレールに衝突したり道路の外に逸脱して水田に落ちたりする単独事故が全体の約4割に当たる計24人で最多。他に当事者がいない単独事故による死者が多いのが高齢運転者の死亡事故の特徴で、第1当事者の割合を押し上げる一因になっている。

 他には、交通標識の見落としで一時停止せず交差点に進入するなどした出合い頭の事故が19人。次いで正面衝突10人、追突3人などが続いた。

 今年は1~8月末の高齢運転者の死者数は14人に上り、既に昨年1年間の11人を上回っている。14人は全て第1当事者で、単独事故が5人で最多だった。正面衝突による死者は2人で、いずれも車線をはみ出し、向かってきた対向車と衝突していた。