県内の住宅用火災警報器(住警器)設置率は73・2%で、都道府県別でワースト4位だったことが21日までに、総務省消防庁のまとめで分かった。県内12の消防局・消防本部管内で見ると、全国平均を超えたのは宇都宮市のみだった。今年2月には小山市で、県内の住宅火災死者数として平成以降最多の5人が犠牲になる火災が発生。これを受け、県や各消防局・消防本部は住警器の設置、維持管理の徹底を改めて呼び掛けている。

 住警器設置は2006年から、消防法や条例で義務付けられた。同年以降の新築住宅は必ず設置されるため、既存住宅の設置率の低さが課題となっている。

 全国の消防本部などが管内の住宅を抽出調査し、6月1日現在の設置率をまとめた。全国平均は81・7%。都道府県別で最も高かったのは福井の94・6%、最低は沖縄の57・5%だった。

 本県はワースト3位だった昨年より設置率、順位を上げたが依然として低水準にある。

 県内で最も高かったのは87%の宇都宮市消防局管内で、唯一全国平均を上回った。次いで小山、足利、日光と続いた。

 最も低かったのは南那須地区広域行政事務組合消防本部管内の54%で、前年比20ポイント低かった。

 管内で家族5人が死亡する住宅火災があった小山市消防本部は発生後、「住宅火災特別警戒」を行い、住警器の設置や点検を市民に促した。

【消防局・本部管内の住宅用火災警報器設置率(6月1日現在)】

順位 消防局・本部名  設置率(%)
1  宇都宮市消防局  87
2  小山市消防本部  76
3  足利市消防本部  74
4  日光市消防本部  72
5  鹿沼市消防本部  70
6  栃木市消防本部  68
7  芳賀地区広域行政事務組合消防本部 67
8  塩谷広域行政組合消防本部 65
9  那須地区消防本部 64
9  佐野市消防本部  64
11  石橋地区消防組合消防本部 62
12  南那須地区広域行政事務組合消防本部 54
県全体 73.2
※順位は設置率ベース