足利銀行(松下正直(まつしたまさなお)頭取)と常陽銀行(寺門一義(てらかどかずよし)頭取)を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループ(FG)は、ガバナンス(企業統治)の効率化に乗り出す。めぶきFG、足銀、常陽銀の各組織にある監査、コンプライアンス(法令順守)、リスク管理の三つの機能を2018年度中にめぶきFGへ集約する。

 10月1日で発足1年となるのに合わせ、めぶきFGの寺門一義社長が、20日までの下野新聞社のインタビューで明らかにした。

 めぶきFGの第1次グループ中期経営計画では、統合基本戦略の一つとして「新グループの経営管理態勢の構築」を掲げ、実効性あるガバナンス(企業統治)、リスク管理の高度化、経営目標の効率的な達成に寄与する内部監査態勢の構築を挙げている。

 寺門社長は「FGや両子銀行で持っている機能で、重複する部分をどこまで見直して効率的な組織運営ができるか」とした上で、「リスク管理やコンプライアンス管理も含めてFGに吸い上げ、より効率的なガバナンスマネジメントができればいい。(この三つの機能を)18年度中に集約したい」と、意欲を見せた。

 また、経営統合1年の節目で、子銀行の足銀と常陽銀間の人材交流も加速させる考えも示し、10月から互いに自行出身でない支店長を4人誕生させる。

 今年4月から両行の比較的大規模な支店に「支店長参与」としてそれぞれ2人ずつ配置していた行員を充てる計画で、足銀行員が常陽銀支店長に、常陽銀行員が足銀支店長に就く。