氏子の力自慢も見どころ 24日、鹿沼で泣き相撲 1日で300回抱き上げ、“泣き”許されず 

 【鹿沼】元気な泣き声を競い、乳幼児の健やかな成長を祈願する奇習として知られる国選択無形民俗文化財「生子(いきこ)神社の泣き相撲」。子どもたちの姿に加え、もう一つの見どころは抱き上げる力士役の氏子たち。終日の取り組みで持ち上げる回数は、1人当たり計300回にも上るが“泣き”は許されない。今年は24日、樅山町の同神社で行われる。

 同神社は726年創建とされ、子どもを天然痘で亡くした親が供え物をして熱心に祈るとその子が生き返り、泣き声を上げたとの伝説がある。江戸時代末期、その伝説を聞いた力士が同神社で子どもを持ち上げたことから、奉納相撲として定着した。

 昨年は全国から1378人の乳幼児が参加、今年も午前9時~午後4時ごろまでの取り組みを予定している。行司3人、呼び出し4人、そして力士は氏子の中から力自慢の13人が担当。「ヨイショ」の掛け声で3回高く抱え上げる。

 首が据わった生後6カ月~3歳ごろの乳幼児が対象。当日の参加申し込みも可能で参加費4千円。(問)小太刀総代0289・62・6951。