横断歩道を渡る児童を見守る川嶋社長

大武署長(後列右から4人目)と通学路の見守り活動を行う東京石材の社員たち

横断歩道を渡る児童を見守る川嶋社長 大武署長(後列右から4人目)と通学路の見守り活動を行う東京石材の社員たち

 【大田原】亀久の採石業「東京石材」が30年間、通学路で児童の見守り活動を続けている。きっかけは地元でバイクの高校生が犠牲になる事故が身近に起きたことだった。未来ある若者が命を落としたことに心を痛めた川嶋稔(かわしまみのる)社長(71)は「二度と悲劇を繰り返してはならない」という思いで活動を始め、全社一丸となり取り組んでいる。23日には長年の功労がたたえられ、大田原署から表彰を受けた。

 23日朝、車が行き交う市南東部の片田交差点。「高齢者を交通事故から守ろう」「運転中携帯電話使用禁止」。プラカードを掲げてドライバーに注意を呼び掛ける川嶋社長ら同社の11人の姿があった。通学中の女子児童に「おはよう」と笑顔で声を掛け、交差点を渡り終えるのを見守った。

 感謝状を手渡した大武精司(おおたけせいじ)署長は「長年にわたる地道な活動が、地域の事故防止につながっている」とたたえ、川嶋社長は「できる限り活動を続け、交通安全の輪を広げたい」と応えた。

 この日、同社は「ライト4(フォー)運動」(前照灯早め点灯運動)の推進事業所を同署から委嘱された。車両に「16時だよ全員点灯」と書かれたステッカーを貼り、地域を走りながら薄暮時の事故防止に貢献する。