地域住民の手ほどきを受けながらこもを巻く児童

 【大田原】二十四節気の「霜降(そうこう)」に当たる23日、湯津上の国指定史跡・下侍塚古墳で、墳丘上のアカマツの「こも巻き」が行われ、地元住民と湯津上小の児童が力を合わせて地域のシンボルの冬支度を行った。

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 墳丘保護のために植えられているアカマツを害虫から守ることを目的に、冬を迎える前に行う恒例行事。

 地域住民でつくる「侍塚古墳松守(しょうしゅ)会」の会員約40人と同校6年の児童13人が参加し、わらを編んだ幅約50センチのこもを幹に巻き付け、荒縄を「いぼ結び」にして固く縛った。1時間ほどで約100本に巻き付けを終えた。

 児童は会員の手ほどきを受けながら作業した。山口柚姫(やまぐちゆずき)さん(12)は「結び方が難しかったけど、地域の人が優しく教えてくれた」と笑顔。

 同会の平野精一(ひらのせいいち)会長(78)は「今年は台風で折れた木もあったが、自然現象なので仕方がない。これで気持ちよく冬が迎えられる。」と話した。