男体山頂で史上初の挙式 登山で出会った群馬県の夫婦 日光二荒山神社が特別協力

男体山頂で史上初の挙式 登山で出会った群馬県の夫婦 日光二荒山神社が特別協力

 【日光】日光二荒山神社の神体である男体山(2486メートル)山頂で今月上旬、事実上の結婚式となる神事「結婚奉告祭」が執り行われた。江戸時代まで女人禁制とされた男体山の山頂での挙式は史上初。男体山登山中に出会った群馬県の“山カップル”が「縁を結んでくれた山に感謝したい」と希望し、同神社が特別協力した。同神社は今後、夏の登拝祭期間中に同様の神事を受け入れる方針だ。

 挙式したのは、群馬県みどり市、自営業住吉祐太(すみよしゆうた)さん(35)と埼玉県出身の妻真梨子(まりこ)さん(30)。3日に神事が行われ、同神社神職2人、親族と友人8人と共に男体山を登頂。山頂の奥宮で三三九度の杯を交わして誓いの言葉を述べ、鐘を打ち鳴らした。

 住吉さん夫妻は2014年9月、それぞれ自身の母親と男体山を登山。その際、初の登山経験で苦労した真梨子さんを、祐太さんの母が助けたことをきっかけに出会った。2人はすぐに意気投合し、全国各地の山を登るなどして愛を深め、昨年秋に婚姻届を出した。

 今回の神事は、男体山登拝講社のまとめ役を務める真梨子さんの母の勧めもあって同神社に相談していた。10月下旬には両家親族が参列し、同神社本社で「結婚祈祷(きとう)祭」を行う予定だ。