大前神社の額殿を引き舞い、南向きに 真岡【動画】

大前神社の額殿を引き舞い、南向きに 真岡【動画】

 【真岡】東郷の大前(おおさき)神社は14、15の両日、奉納された大型絵馬や額を納める額殿(がくでん)を引き舞いし、東向きから本殿・拝殿と同じ南向きに整えた。文化的建造物の引き舞いは珍しい。

 御造替(ごぞうたい)1250年を記念した整備事業の一環。神社によると、御造替は社殿が整えられたことを示し、慶応年間中1866年の蔵書に767~770年に建てられたとの記述がある。神社創建はさらに歴史をさかのぼるとみられる。

 額殿は1926(大正15)年に建立され、幅約9・3メートル、奥行き約4・7メートル。

 8月、いったん移動して向きを変え、基礎を打ち直した。14日は西に約12メートル移動。15日は技術者1人が約10分間、手動ウインチを使い、ゆっくりとレール上の額殿を約4・5メートル引き、新しい基礎に下ろした。

 今後、耐震補強などが施され、札所などとして使われる。

 御造替1250年記念の整備事業は額殿整備から本格化。2019年までの3年をかけ、参拝者の利便性向上などを図る。築約200年の神楽殿や築約60年の社務所の修繕、西参道の鳥居などが整えられる。