子どもから大人まで「理科好き育てたい」 元教師ら「クラブ」発足へ 大田原

 【大田原】元高校教師らが、子どもから大人まで幅広い層を対象とする愛好者グループ「大田原理科クラブ」発足へ準備を進めている。生物や地学など専門知識を有する市民らが講師役となり、大田原高科学部の協力の下、自然観察会や環境調査を通じて「理科好き」を育てる試みだ。初回は30日、市ふれあいの丘で野鳥観察会、同校で植物標本の修復作業などを行う。

 市内には自然科学の学習の場を提供する市ふれあいの丘自然観察館があり、大田原高には明治から昭和にかけて採取された貴重な植物標本などが保管されている。関係者が連携し、これらの資源を生かしながら理科の面白さを知ってもらおうと同クラブ発足の話が持ち上がった。

 発起人の一人、元高校の生物教師で同館の前館長刑部節(おさかべたかし)さん(61)が事務局長を務めるほか、複数の元高校教師や植物愛好者らが講師役として参加。同校科学部の生徒は親子連れなどの活動を補助する。

 10月以降はシダ観察会や外来淡水エビ調査などを予定する。刑部事務局長は「専門的な知識の有無にかかわらず理科に興味のある方ならどなたでも歓迎します」と参加を呼び掛けている。(問)刑部さん090・2306・3910。