五重塔前で奉納された踊り

 【日光】山内の世界遺産日光東照宮で14日、福島県南相馬市に700年前から伝わるとされる「相馬流山踊り」の奉納が行われた。

 この踊りは、相馬藩の軍歌として出陣の前に舞われたという。代々伝承されてきたが、東日本大震災で多くの継承者がふるさとを離れた。そのため有志が「相馬ながれやま踊りJuniorの会」を結成し、伝統を受け継いでいる。

 奉納には福島県内外で活動する同会のメンバー23人が参加。伝統衣装に身を包み、観光客が行き交う五重塔前で勇壮な踊りを披露すると、大勢の人が興味津々の様子で見入った。

 同会は「今後も各地で踊りを奉納しながら歴史を伝承し、震災支援に対する感謝の気持ちを多くの人に伝えたい」としている。東照宮の湯沢一郎(ゆざわいちろう)禰宜(ねぎ)は「将来を担う若手が祈りを込め、発信する姿は素晴らしい」と話した。