「グランピング」がブームだという。豪華なという意味の「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、手ぶらで気軽に体験できるアウトドアである▼県内では茂木町のツインリンクもてぎが先駆けて取り入れた。キャンプ施設内に15のグランピング専用テントを設け、その中にはベッドやソファを完備し、快適な空間を提供する▼ディナーをシェフが目の前で調理する最上級のプランの料金は、親子3人が一泊で8万8千円から。高級ホテル並みの値段設定だが、他のプランも含めてネットで予約受け付けを開始するとすぐに満杯になる▼常設ではないものの、道の駅うつのみやろまんちっく村でも、リンゴ狩りや地底湖探検などとセットの企画が人気を呼んでいる。レジャーの多様化には目を見張るばかり。上質でおしゃれ、さらにSNS映えするといったところが魅力なのだそうだ▼環境省も外国人観光客増などを狙った「国立公園満喫プロジェクト」の一環で導入を検討している。9月上旬に民間企業と連携し、奥日光湯元キャンプ場の湯ノ湖が見渡せる場所で試験実施した▼バーラウンジや専用トイレなどを設けて高級感を演出したが、参加者からはシカのふんが至る所にあるのが気になったという声が寄せられた。それも日常では味わえない面白さと思うのだが。