JA全農とちぎ(谷田部直久(やたべなおひさ)県本部長)は、県産農畜産物の輸出事業を、JA全農子会社のJA全農インターナショナル(東京都)に一本化する。JAグループの商社機能を担うJA全農の輸出拡大に向けた取り組みに沿った対応。JA全農とちぎ営農販売企画部は「オールジャパン体制で輸出拡大に取り組み、生産者の所得増大につなげたい」としている。

 JA全農とちぎが現在輸出するのは牛肉、コメ、ナシ、イチゴ、ブドウの5品目。輸出はこれまで、牛肉についてはJA全農子会社のJA全農ミートフーズ(東京都)、コメは都内の大手商社、ナシ、イチゴ、ブドウは物流などのユーユーワールド(宇都宮市)を通じて行ってきた。

 しかしJA全農は4月、輸出拡大に向け、インターナショナル社を輸出窓口とするなど輸出事業の一本化を実施。JA全農とちぎもこれに応じることにした。

 利点について同部の担当者は「オールジャパン体制によって、量の確保や年間を通じた農畜産物の輸出ができる」と説明。さらに「中国や韓国など他国と争う海外市場にあって、都道府県間で価格競争に陥るのを防ぐことができ、将来的な価格の安定なども望める」と話す。

 一本化の作業は順次進める。牛肉は、4月にミートフーズ社の輸出業務がインターナショナル社へ移管されたことに合わせて既に実施している。