伝統の聖火台、今年も点火 那須塩原・東那須野中の体育祭

 【那須塩原】島方の東那須野中(茂田井隆(もたいたかし)校長)で2日、体育祭が行われ、生徒の手によって備え付けの「聖火台」に灯がともされた。県内で珍しい体育祭での点火式も、同校にとっては長年続く恒例行事。鉄製の聖火台は“2代目”とみられ、約15年前に保護者が製作したという。同校への赴任が3度目の茂田井校長は「現在と形状は違うが約30年前には聖火台はあった」といい、「協力的な保護者の多い地域柄の表れ」と話している。

 いつから聖火台があるのかは定かでないが、茂田井校長によると1989年度に赴任した当時から既に行事はあり、当時は聖火ランナー役の生徒がハーレーダビッドソンの先導で入場し、点火後には数十羽のハトが飛ぶ「派手な演出だった」と振り返る。

 現在の聖火台は高さ約3メートル20センチ、灯がともる部分は円形で直径約90センチ。15年ほど前、当時のPTA会長で自営業大島三千三(おおしまみちぞう)さん(58)が製作した。

 支柱が木でできた聖火台が老朽化していたため、新たに鉄骨の廃材などを使用して作り直したという。大島さんは「学校に聖火台があることも、保護者が直すことも当然だと思っていた」と振り返る。