天候不順で野菜高値、品薄 平年の2~3割高も

 天候不順で野菜の高値、品薄が県内スーパーで続いている。トマトやキュウリ、葉物野菜などの価格が平年比2~3割高で高止まりし、仕入れや売り上げ確保に苦慮する関係者は「天気には勝てない。天候の回復基調が堅実に続いてほしい」と気をもんでいる。

 市場や農協からの仕入れと農家直売品の双方を扱うJR宇都宮駅ビル「パセオ」の青果売り場。運営する仲卸会社「金幸(きんこう)」によると、主に市場仕入れの野菜の販売価格がお盆明けから上がり、トマトやキャベツは平年の2割高という。

 同市中央卸売市場の青果卸売会社「東一宇都宮青果」によると、東北産のトマトやキュウリなど一部の野菜の入荷量が平年の1割減で、卸値は3割高。色づきなど品質にも影響が出ているといい、同社野菜部は「天気の回復に期待するしかない。ただ急激な暑さはかえって成育に悪く、今後は台風も心配」と嘆く。

 同市内のスーパー関係者は「仕入れ値が上がっても全てを価格に転嫁できない。特にトマトは店にとって売り上げを稼ぐべき野菜の一つで、極端なことはしにくい」。値上げは若干にとどめ、サラダ用のカット野菜の販売に力を入れるなどしてしのいでいる。