ネットでも「心の声」受け止め 栃木いのちの電話、相談促すカードを栃木県内全高校生に

 自殺防止の電話相談などを行う栃木いのちの電話(青木勲(あおきいさお)理事長)は9月、県内の全高校生に配るインターネット相談を周知するカードを各校に発送する。県内で今年1月に始まったネット相談の認知度を上げ、電話に抵抗感があるとされる高校生からの相談を促すのが狙い。大橋房子(おおはしふさこ)事務局長は「悩みを持ち、自殺について考える子は高校生の年代に多い。困った時はSOSを発信してほしい」と訴えている。

 栃木いのちの電話は1月から、日本いのちの電話連盟が2016年10月に始めた試行的なシステムに参入し、相談員がネット相談に対応している。16年10月~今年3月の半年間、全国から同システムが受けたネット相談は274件だった。

 このうち10代からは26%。栃木いのちの電話が16年に受けた電話相談で、10代からは3・4%だったのと比べると、ネット相談が10代のSOSの受け皿になっているといえる。

 自殺をほのめかすなど「自殺傾向」の相談は全ネット相談の48・8%を占め、電話相談の4倍近い。若い世代の相談は、自殺傾向の割合が高いためという。

 カードは10万枚余り作製。表面にスマートフォンのイラストと共に「こころの声をメールで伝えて」と書かれ、裏面には相談サイトのアドレスや、スマホでアクセスしやすいようQRコードが掲載されている。