足銀雀宮支店さつき団地出張所。平日午前11時半、店内窓口(左)前にシャッターが降りる=宇都宮市南町

 金融庁の規制緩和を受け、全国の地方銀行などで店舗の営業時間を弾力化する動きが出ており、県内の金融機関でも昼に1時間、窓口を休業する店舗が増えている。県内に本支店を置く10金融機関のうち、足利銀行と、足利小山、鹿沼相互、栃木、烏山の4信用金庫の計五つの機関が17日までに導入した。低金利や人口減など厳しい収益環境が続く中、限られた人員でサービスを維持するための手法で、足銀は今春から半日営業も取り入れている。

 9月下旬、宇都宮市南町の足銀雀宮支店さつき団地出張所。午前11時半になると、店内の窓口前にシャッターが降り始めた。現金自動預払機(ATM)コーナーはそのまま使えるようにして、窓口のみを1時間閉める。この間、行員は一斉に昼休憩に入る。

 武井順一(たけいじゅんいち)所長は「交代で休憩を取っていた時よりも、窓口が開いている時間に顧客を待たせることがなくなった」と説明する。

 2016年、銀行法施行規則の一部が改正され、午前9時~午後3時と定められていた営業時間が緩和された。足銀はまず17年4月、邑楽町出張所(群馬県邑楽町)で昼休業を取り入れ、現在は全151店のうち6出張所で導入している。