【野球部ボール盗難】栃木県内5校に“球援”2000個 OBや企業…ライバルからも

 県内7校の高校硬式野球部でボールが相次いで盗まれた事件で、被害に遭った高校にボールを寄付する善意の輪が広がっている。OBや保護者、報道で知った個人や企業などから25日までに、5校へ計約2千球のボールが届けられた。ボールが盗まれたことで練習に支障が出た学校もあったが、球児たちは予想外の“救援”を受け「1球を大切にする気持ちが芽生えた」と感謝の声を上げているという。

 支援の手を差し伸べたのは、いつも練習試合を行っている好敵手だった。

 真岡北陵高には18日早朝、隣町の益子芳星高の硬式野球部監督から練習球約100球が届いた。

 宇都宮北高も13日の被害発覚後から寄付が相次いだ。野球部OBの支援のほか、報道に触れた神奈川県の企業からも練習球が届いた。

 7月23日に練習球など約1500球の被害が発覚した栃木農業高は、今春卒業した野球部OBのほか、近隣の栃木工業や国学院栃木からも支援が寄せられた。OBがいる企業などからも寄付の申し出があり、8月25日までに約1千球が集まった。

 一方、県高校野球連盟も被害に遭った高校に新品の試合球と公式大会で使用した練習球を1~6ダースずつ配布しているという。