色づき始めた木々の下を練り歩く武者たち=17日午前11時20分、日光市山内

 日光市山内の世界遺産日光東照宮で17日、秋季大祭のハイライト「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」が行われた。沿道には約3万人(東照宮発表)が詰め掛け、徳川家康(とくがわいえやす)を静岡・久能山から日光へ改葬した際の行列を再現した時代絵巻に見入った。

 Web写真館に別カットの写真

 「神輿渡御祭(しんよとぎょさい)」とも呼ばれ、春と秋の年2回実施。秋は規模を縮小、簡素化して行っている。

 午前11時、行列は花火の合図で境内を出発。かみしも姿の先導役に続き、騎馬やよろいかぶとの武者ら53種の役割に扮(ふん)した市民ら約600人が表参道など約1キロを厳かに練り歩いた。観衆は豪華絢爛(けんらん)な姿にくぎ付けとなり、最後尾に付いた家康の金色のみこしにさい銭を投げていた。

 埼玉県羽生市弥勒、三浦進(みうらすすむ)さん(66)は「圧巻の光景。子どもがさい銭を拾う役目まであり、地域に根ざした素晴らしい内容ですね」と感じ入っていた。