大田原市の論語素読講座が人気 9月で100回目、受講生半数はリピーター

 【大田原】市教委主催の論語素読講座「何陋(かろう)塾」が好評だ。2008年から毎月1回、本町1丁目の市生涯学習センターで開催される息の長い市民講座で、今年9月には100回目を迎える。「論語の言葉に触れることが自分を振り返るきっかけになる」ことなどが人気で、受講生の半数近くがリピーターという。開講当初から講師役を務める元小学校校長の塩野操(しおのみさお)さん(71)=城山2丁目=は「論語が子どもたちの中に少しずつ息づいているのを感じて、うれしい」と話している。

 講座は08年10月、黒羽田町の黒羽・川西地区公民館で始まった。塾の名称は旧黒羽藩の藩校「何陋館」に由来する。「何陋」は「徳の高い人がいれば一般に広まる悪習が改善する」という論語の1節という。

 講座では約500章ある論語の中からポピュラーなものを中心に100章を選定。解説を交えながら、1回で約10章ずつを素読している。現在は小学1年生から80代までの市民62人が受講生となっている。

 99回目となった今月19日の講座には約40人が参加。塩野さんの朗読の後、参加者全員が声をそろえて続いた。繰り返し素読することで、暗唱できるようになることが一番の目的という。

 講座は毎月第3土曜日午前9時半~11時。年間計11回で受講料3千円。希望者は事前に問い合わせが必要。(問)市教委生涯学習課0287・23・2100。