和太鼓コンサートでわたらせ渓谷鉄道支援 日光市など、9月3日に群馬・みどり 収益、枕木の交換費用に

 【日光】5月下旬に発生した脱線事故の影響で2週間以上にわたって一部運休したわたらせ渓谷鉄道を支援しようと、市と群馬県桐生、みどり両市の沿線住民らで組織する「わたらせ渓谷鉄道市民協議会」は9月3日、大間々駅(みどり市)近くの「ながめ余興場」で和太鼓コンサートを開く。収益金は全額、同鉄道へ寄贈して枕木の交換費用などの安全対策に役立ててもらう。

 脱線事故は5月22日、同県桐生市内で点検用車両の回送中に発生し、大間々−間藤駅(足尾町)間が不通となった。同鉄道によると、運休した6月9日までの19日間で同区間の上下線492本が運休し、9623人に影響した。

 安全対策のため交換した枕木は521本に及ぶなど、復旧工事費用は「数千万円で年間修繕費の2、3割に上る」(同鉄道)という。沿線の観光客も激減し、同協議会が「少しでも元気を取り戻し、『わ鉄』の存在をアピールしたい」とコンサートを企画した。

 当日は午後1~3時の予定で、「江戸最大の八幡様」といわれる東京・富岡八幡宮(はちまんぐう)の「葵太鼓」が出演する。同鉄道はこれに合わせ、トロッコ列車乗車(大間々駅午前10時54分発)とコンサート鑑賞をセットにしたツアーも実施する。

 コンサートは前売り、当日券とも1500円。前売り券は足尾町の足尾歴史館や大間々駅で購入できる。ツアーは大人2900円(鑑賞券、往復乗車券、片道トロッコ整理券)。

 (問)同協議会の小林(こばやし)副会長090・6933・9516(コンサート)、同鉄道0277・73・2110(ツアー)。