栃木県消防防災ヘリ、2代目「おおるり」就航式 9月に運行開始【動画】

栃木県消防防災ヘリ、2代目「おおるり」就航式 9月に運行開始【動画】

 9月に運行を開始する県消防防災ヘリ「おおるり」の2代目機体の就航式が24日、芳賀町芳賀台の栃木ヘリポートで行われた。2代目は航続時間が延び、気象条件が合えば燃料補給なしで北海道までの応援出動も可能になるという。

 新機体はイタリア・レオナルド製のアグスタ式AW139。機体下部に赤外線撮影ができるカメラを搭載し、山林火災などで熱を感知して焼失範囲の把握などができる。最大航続時間は旧機体に比べ約15分伸びた。運搬できる消火用水の量も最大500リットル増えて1800リットルまで運べる。

 初代は1997年に就航し、老朽化のため2代目に更新された。式には福田富一(ふくだとみかず)知事ら関係者約30人が出席。福田知事は「全国で自然災害が頻発し、消防防災ヘリの果たす役割は大きくなっている」とあいさつし、新機体に期待を寄せた。

 その後、山岳地帯でのけが人を想定し、新機体での模擬救助を実施。高さ約30メートルでホバリングするヘリから消防防災航空隊員が降下し、けが人役を救助した。

 同隊の菊地尉修(きくちやすのぶ)隊長は「新機体は旧機体に比べ、より高い高度まで飛べるので、山の多い県内でより安全に活動できる。地上部隊と連携し、ヘリを有効に活用したい」と話した。