すくすく成長、飛行も可能に ライチョウひなが「満1カ月」 那須どうぶつ王国

 国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む那須町大島の那須どうぶつ王国は23日、同園で記者会見し、生後1カ月を迎えた雌のひな1羽の近況を発表した。全身がふわふわの綿毛から飛行に適した風切り羽に生え替わり、地面から約150センチも舞い上がるなど元気な様子を見せているという。

 今年7月、卵を大町山岳博物館(長野県)から受け入れ、同月23日に体長約6センチ、体重18・5グラムでふ化。これ以前に飼育していた3羽のひなが生後2週間以内に死んだことを教訓に、低血糖状態を防ぐためふ化当初からブドウ糖を与え、きめ細かく体温管理を行うなど、慎重に育雛(すう)を進めてきた。

 現在は小松菜や虫の幼虫など計8種類の餌を1日3回与え、ひなは23日時点で体長約13センチ、体重151グラムまでに順調に成長した。