「役者は生涯修行」 村上新悟さん、出身地の小山で講演

 【小山】市出身の俳優村上新悟(むらかみしんご)さんを講師に招いた「第39回人権講演会」が21日、市文化センター大ホールで開かれ、村上さんは「役者は『生涯修業』」をテーマに軽快なトークで会場を沸かせた。

 村上さんは旭小、小山城南中、小山高専卒。2001~15年、俳優仲代達矢(なかだいたつや)さんが主宰する「無名塾」に所属した。16年のNHK大河ドラマ「真田丸」では直江兼続(なおえかねつぐ)役を演じた。講演に先立ち、小山評定ふるさと大使に委嘱された。

 母子家庭で育ったという村上さん。幼少期は活発に遊び回りながらも、物事を冷静に、少し斜めに見るような一面もあったという。その上で「役者の醍醐味(だいごみ)は、経験できない人生を送れること。俳優という職で自分自身を見直せることもある」と語った。

 村上さんは「人権とは人間が人間らしく生きるため無条件に与えられている権利と思う」と説明。「そうすると人間て何だろうと考える。その答えを追い求めるためにも俳優を続けて、『生涯修業』していきたい」と意気込んだ。