闘病中ブリッツェン増田が一時戦線復帰 9月3日、渡良瀬TT参戦

 病気療養で戦列を離れている自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェン増田成幸(ますだなりゆき)が9月3日、栃木市の渡良瀬遊水地で行われるJプロツアー(JPT)第14戦「タイムトライアルチャンピオンシップ」に参戦する。現在も投薬治療中で完全復帰は先だが、「薬が効き、厳しい練習を積めている。コンディションも上がってきた」と出場を決断。ファンが待ち望んだエースがレースに戻ってくる。

 増田は3月頃、甲状腺疾患「バセドー病」を罹患(りかん)。甲状腺ホルモンが過剰につくられる病気で、極度の疲労や体重減少などの症状が現れる。バセドー病の影響で骨粗しょう症も抱えるため、間隔を置いて一人ずつスタートし、落車のリスクが比較的少ないタイムトライアル(TT)を復帰戦に選んだ。

 5月に病を公表し、その後は治療に専念するためにレースを欠場。レースに関する情報も一切シャットアウトし、「生理的に受け付けなかった。逃げだったのかもしれないが、必要な時間だった」と振り返る。

 ホルモン値がピークを越えたため、5月下旬から練習を再開。30分間程度のサイクリングから始めて徐々に時間と距離を延ばし、現在は最長5~6時間のトレーニングができるまでに回復してきているという。