自転車で1485キロ、苫小牧まで 栃木の新村さん、還暦で40年前の感動再現

 【栃木】大平町北武井、会社員新村久夫(にいむらひさお)さん(60)は今夏、自宅から北海道苫小牧まで自転車で計1485キロを走破した。約40年前に自転車で北海道を旅した際の感動を求め、有給休暇などを使い還暦記念として7月上旬~中旬に計14日間かけて再挑戦した。新村さんは「夢は諦めてはいけないということを身に染みて感じた」と話している。

 新村さんは大学時代に自転車旅行を始めた。卒業後も県内の銀行に勤務しながら、「生きている実感」を求めて休日には旅へ。25歳の時、新潟を目指した旅で膝を痛め、以降ペダルが踏めなくなる。55歳ごろから痛みが和らぎ、また旅に出ることを夢見て軽いサイクリングで徐々に体を慣らし、準備を重ねてきた。

 今回は北海道を目指し国道4号を北上。途中、東日本大震災で被災した宮城県陸前高田市などを訪れながら、青森県むつ市で7泊目を迎え、同県大間町からフェリーで函館市へ。旅のメインは積丹半島で、迫る自然を堪能しながら一周した。帰路は札幌経由で苫小牧港からフェリーで茨城県・大洗港に戻り、自転車で帰宅した。

 いざ旅に出ると膝のことが気掛かりになり、走り切れるかプレッシャーを感じたという。励みになったのは家族や友人からの応援だった。