持ち出し品の詰め方を図示しながら「『次は私たちの番かも』と思って備えを」と話す堀中さん

 いつ起こるか分からない災害。非常時の持ち出し品をまとめておかなければと思いつつ、何から始めたらいいか分からない人も多いだろう。防災備蓄収納マスタープランナーの資格を持つ堀中里香(ほりなかりか)さん(宇都宮市)は「日頃から食べたり使ったりして『これなら非常時に使える』というものを用意して」と呼び掛ける。

 非常時の持ち出し品は「1泊2日の荷物のイメージ。常に持っていた方がよい物、ないと生活が成り立たない物、非常時に手に入りにくい物をプラスする」と堀中さん。

 アルファ米など非常食は自分で食べてみて「これなら食べられる」というものを見つけておく。携帯用トイレや歯磨きシートなども、一度使ってみて合うものを用意する。

 万が一、携帯電話が充電切れになった場合に備え、家族や知人の連絡先を紙に書いて持ち歩くことも大切だ。

 持ち出し品は、リュックなどに入れておく。荷物は家族で一つではなく1人一つ準備しておきたい。

 着替えや食べ物をまとめると1人分でもずっしりと重くなる。背負って動ける重さは「女性であれば5キロが限度」と堀中さん。重い物は背中側の中央部分に入れると重心が安定して背負った時に楽という。

 外出先で災害に遭う可能性もある。車の中にも災害用持ち出し品を準備しておくと安心だ。毛布も積んでおけば、いつでも暖を取ることができる。

 また、常備薬やティッシュ、ばんそうこう、携帯用充電器、小銭などを入れた「防災ポーチ」を普段からかばんに入れておくと、災害に限らずいざという時に役に立つ。