授業を終えて家路に就く児童。ロッカーには持ち帰る必要のない教材が置かれている=9日、小山市大谷東小

 小学生らの通学時の荷物が重すぎ、成長途上の体に過剰な負担になっていると批判や懸念の声が上がっている。文部科学省は9月、負担軽減へ配慮を求める通知を全国の教育委員会に出した。専門家は「必要性の低い物はなるべく学校に置く『置き勉』を積極的に進めるべきだ」と指摘する。

 必要性の低い教材、学習用具を学校に置く「置き勉」。栃木県内では大半の学校が何らかの対応を行っているとみられるが、さらに工夫を凝らそうとする動きも出ている。

 小山市大谷東小は今月、学校に置いておくものを学年別にまとめて一覧表にし、保護者に配布する取り組みを始めた。

 「さようなら」。終礼のあいさつとともに、ランドセルを背負った児童が次々と教室を出て行く。ロッカーには鍵盤ハーモニカやリコーダーなどが置かれたまま。自宅まで歩いて15分ほどという6年武田桜(たけださくら)さん(12)は「低学年の頃よりも教科書が重くなった。鍵盤ハーモニカなども持ち帰ると、けっこう大変だと思う」と話す。

 同校は文部科学省が通知を出す前の8月下旬、一覧表作りに着手した。一覧表には、各教科の教科書など「必ず持ち帰る」ものと、副読本や音楽、習字道具といった「学校に置いていく(必要に応じて持ち帰る)」ものが区別されている。