クライミングアジアユース選手権で2冠 楢崎明智選手(宇都宮)に聞く 「塩原の岩々は自分を試す“試練の場”」

 スポーツクライミングのアジアユース選手権(7月5~9日、シンガポール)の男子ジュニア部門で、第一学院高宇都宮キャンパス3年の楢崎明智(ならさきめいち)(18)がリードとボルダリングの2冠に輝いた。昨秋、世界選手権を制した智亜(ともあ)(県連盟)を兄に持ち、兄弟で世界を舞台に活躍する楢崎に、喜びの声や今後の抱負などを聞いた。

 −アジアユース選手権で2冠をつかんだ。

 「6月に米国で開催されたワールドカップ(W杯・ベイル大会)で2位に入り、波に乗れた。初日のリードは緊張したが、ぶざまな姿は見せられないと挑んだ。W杯に比べて負荷が少なく、自分向きの課題だった。ボルダリング向けに、高負荷のトレーニングを積んできた成果を出せた」

 −世界チャンピオンの智亜を兄に持つ。

 「今までは楽しく登っていたが、プロで活躍する兄の背中にアスリートとしての厳しさも感じる。葛藤はあるが、高校卒業後は兄と同じ道に進みたい」

 −外岩(自然の岩)でのトレーニングも好成績につながっているのでは。

 「屋内ジム以外も、オフシーズンは山に登って外岩(自然の岩)でテクニックやムーブを読む力を磨いている。特に、10月と11月はコンディションもいいし、景色も最高」

 −よく行く場所は。

 「那須塩原の瑞牆山(みずがきやま)や小川山。塩原の岩々は難しいものが多いが楽しい。自分の技術を試す“試練の場”という感じ」

 −スポーツクライミングは東京五輪で追加種目となった。

 「外岩人口は変わらないが、ジムでのクライミング人口が一気に増えたと感じる。たくさんの人がクライミングに触れてくれれば、すごくうれしい」