「栃木県の山への思いも込めた歌」 山の日の歌「山はふるさと」作詞の吉井さん

 11日に那須町文化センターで開かれる第2回「山の日」記念全国大会では、今年2月に84歳で死去した塩谷町出身の作曲家船村徹(ふなむらとおる)さんが昨年プロデュースした山の日の歌「山はふるさと」の合唱が行われる。作詞したのは、青春時代を本県で過ごした千葉県習志野市、コピーライター吉井省一(よしいせいいち)さん(57)。同日は会場入りする予定で、歌に込めたふるさとの山の魅力が伝わることを期待している。

 昨年8月11日にリリースされた山の日の歌は4曲。全国から公募した歌詞に著名作曲家が曲を付け、船村さんのまな弟子北島三郎(きたじまさぶろう)さんらが歌った。「山はふるさと」の歌唱は加藤登紀子(かとうときこ)さん。

 吉井さんは千葉市で生まれ、父の転勤に伴い、秋田、長野、山形を経て本県へ。宇都宮市陽西中から宇都宮南高に進学し、卒業まで本県で暮らした。「すぐ近くに山があったので、楽しいことも悲しいこともいつも山に見守られていた」と懐かしむ。

 本業の傍ら、日本作詩家協会会員として子ども番組の主題歌や演歌の作詞を行ってきた。山の日の歌の歌詞募集の話を聞き、「山国育ちで、みんなに歌ってもらえる歌を作りたいと考えている自分にぴったり。山の神様が書けと言っているんじゃないかと思った」と振り返る。