来春、ネパール高峰に挑戦 栃木県山岳連盟遠征隊 9月まで隊員募集

 県山岳連盟が編成する海外登山遠征隊は2018年春、連盟創立70周年記念事業でヒマラヤ山脈のロブジェ・イースト(ネパール、6119メートル)に挑む。02年にも遠征隊を派遣したが、登頂を果たせなかった高峰。当時の隊員の思いを継ぐ登山家らが、因縁の頂を目指す。

 同連盟として65周年記念事業に続くヒマラヤ遠征。難易度がさほど高くなく隊員を募りやすく、02年隊の雪辱も果たせることなどから、ロブジェ・イーストを選んだ。遠征は18年4月26日~5月22日の27日間。

 今年4月に隊員募集を始め、これまで県内から20~60代の約10人が集まった。全員がロブジェ・イースト初挑戦といい、群馬・新潟県境の谷川岳で合同練習を行うなどして備えている。

 遠征隊の中核を担うのは同連盟海外委員会委員長の会社員石賀雅浩(いしがまさひろ)さん(49)=宇都宮市平松本町。「先輩たちがやり残したことを達成したい」。初めてのヒマラヤに向け、計画策定や特訓などに奔走する。

 勤務先の先輩が隊長を務めた02年隊は山頂南東の峰、ジャンクションピーク(5950メートル)で登頂を断念した。山頂に続く雪稜(せつりょう)が崩落しており、日程や体力面を考えた判断だった。

 一方で同峰まで到達すれば登頂証明書が発行されるため、その先の急峻(きゅうしゅん)な山頂ルートに向かう登山家は「ほとんどいないのが現状」(石賀さん)。おのずと山頂付近の情報は限られ、温暖化による雪解けなどで難易度が増している恐れもあるという。

 隊員は9月25日まで募集する。費用は1人50万円程度。本格登山に同行しない「トレッキング隊」も別途編成する予定。

 (問)同連盟の北村誠一(きたむらせいいち)さん090・9011・6477。